木曜日, 9月 6th, 2018

歯が欠損した時に歯を補う治療法として、インプラント治療が脚光を浴びています。高額なイメージがありますが、それは保険適用外で自由診療なためです。クリニックによって値段が異なり、インプラント1本について、30万円~45万円くらいの幅があります。

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そもそもインプラント治療は、外科手術を伴う専門性の高い、豊富な知識や高度な技術が求められる治療方法です。にもかかわらず、実は、インプラント治療において、特別な資格などはなく、歯科医師であれば誰でも始めることができるのです。これまで、インプラント治療を診療の1つに取り入れたいと思った歯科医は、講習会に参加したり、インプラント治療のできる歯科医師より教わるなど、独自に知識や技術を学ぶしかありませんでした。
最近では、歯学部のカリキュラムに「口腔インプラント学」という講義ができ受けられるようになってきました。ただ、歯学大学によって内容にばらつきがあります。基礎については、大抵の歯学生が学んでいるようです。しかし、肝心な治療実習においては、歯科大学のまだ半数ほどしか実施されていないのが実情のようです。

インプラント治療を施す歯科医には、このような背景があることを考慮し、より慎重にクリニックを選ぶことが大事です。
では、歯科治療の中で最も難易度の高いインプラント治療において、どのようなポイントで歯科クリニックを選べばよいか、そのポイントをあげてみましょう。

最初に訪れた歯科クリニックで治療を決めるのではなく、セカンドオピニオンを求めるようにすると良いでしょう。事前にある程度インプラントについて勉強し、カウンセリングに臨めば、専門用語も何となく理解できるようになり、より具体的に不明点を尋ねることもできるでしょう。また複数のクリニックを尋ねて行けば、治療方法もさることながら、歯科医の考え方、モットー、取り組む姿勢などもわかるようになります。インプラントは治療が完了したら、それで終わることはなく、その後も定期健診を受け続ける必要があります。主治医の先生と旨くコミュニケーションが取れ、長いお付き合いのできそうなクリニックを選ぶことも大事です。セカンドオピニオン、もしくはサードオピニオンを受け、納得できる歯科医院を探してください。

インプラント実績については、年間100~300本あることが1つの目安になります。外科手術を伴いますので、外科的な経験、確たる技術、幅広い知識が、歯科医に求められます。ある程度の数を常時こなしていなければ、技術を維持し、さらに磨きをかけることが可能です。そして、ある程度の本数を経験していれば、その中に難しい症例も入っているでしょう。高い技術力を測る上で、本数の実績は重要です。

そして、より具体的な症例を聞いたとき、実際に治療を施した口腔内写真を見せてくれるかどうかも参考になります。今までやった治療の中で、よりご自分の症例に近いものがあったら、その写真を見せていただくのも良いと思います。見せてくれない場合、あまり良い印象を受けないように思います。

インプラント治療自体、外科手術を伴いますので、それ相応の設備が必要になります。滅菌を施したクリーンな手術室があるかどうかも確認してください。CTやシミュレーションガイドなどもあるか確認してみてください。

歯科業界には様々な学会があり、口腔インプラント学会もその1つです。その「認定医」だからといって、信頼ができるとは限りませんが、そういう組織に属しているかどうかも確認してみると良いでしょう。

インプラント治療に関しては、無料のカウンセリング(相談)を受け付けているクリニックが多いです。インターネットでよく調べ、相性の良さそうなクリニックを見つけたら、行ってみるとよいでしょう。患者さんの不安や疑問を上手に払拭してくれ、かと言って、強引にインプラントを勧めることなく、患者さんに寄り添ってくれるような歯科医を見つけてください。そして、インプラント治療をすると決めたら、当たり前ですが、1回で成功するように、これらポイントを参考にして、歯科クリニックを探しましょう。